中国・上海市黄浦区が8歳未満の児童への二次元関連商品の販売を禁止した。中国国営の中央テレビ（CCTV）が18日に報じた。

上海市黄浦区市場監督管理局はこのほど「黄浦区二次元派生商品およびサービス経営遵法指針」を発表。同指針は事業者に対し、8歳未満の未成年に対して二次元派生商品やサービスを提供してはならないと明確に規定しているという。

報道によると、指針は「二次元消費層の低年齢化に対応し、未成年者の保護に焦点をあてたもの」だといい、これにより「未成年者が暴力、恐怖、ポルノなどの有害な内容に触れることを防ぎ、青少年の心身の健全な成長を守る」としている。

この情報を中央テレビの微博（ウェイボー）アカウントが伝えると、「支持します」「未成年者保護は重要」などと賛同する声が多く寄せられたが、一方で「二次元の定義は？」「喜羊羊（中国の子ども向けアニメ）も禁止なのか？」「8歳未満かどうか、どうやって管理するのか」といった指摘も寄せられた。（翻訳・編集/北田）