中国メディアの観察者網によると、ロシアのラブロフ外相は12日、米国のブロガー、アンドリュー・ナポリターノ氏、ラリー・ジョンソン氏、マリオ・ナウファル氏のインタビューに応じ、「中国人は常に先を見据えている。それが彼らの国民性であり、われわれはそれを尊重している」と語った。

ラブロフ氏は、西側諸国の制裁によりロシアと中国の関係に問題や困難が生じ、シベリアでの有望な物流・インフラプロジェクトの一部が遅れているとの指摘について、「中国との間で現在ほど良好で信頼し合い、長期にわたって両国国民の支持を得られるような関係を築いたことはなかった」との認識を示し、「米国は、われわれが、法的約束であれ、中国と築き上げてきた政治的約束であれ、それらを破らないことを知っている。中国との関係に問題や困難があるのは主に制裁措置のせいで、企業が処罰を避けたいからだ」と語った。

その上で「（シベリアでの有望な物流・インフラプロジェクトの一部が遅れていることについて）われわれは急いでいないし、中国人ももちろん急いでいない。彼らは常に先を見据えている。それが彼らの国民性であり、われわれはそれを尊重している」と語った。（翻訳・編集/柳川）