この10年の中国全土の水使用総量は「ゼロ成長」―中国水利部

人民網日本語版    2025年3月10日(月) 18時30分

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中国水利部の李国英部長は「この10年、中国の国内総生産が2倍近くに成長した中で、中国全土の水使用総量は『ゼロ成長』を実現した」と述べた。

中国水利部の李国英(リー・グオイン)部長は8日、第14期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の第2回「部長通路」で、「この10年、中国の国内総生産(GDP)が2倍近くに成長した中で、中国全土の水使用総量は『ゼロ成長』を実現した」とした。新華社が伝えた。

「中国の1人当たり水資源量は世界の平均レベルの35%しかない。そうした中でも、過度の取水や水資源の浪費といった現象が時として発生している」と指摘。このような状況に対し、「水利部は『用水節約条例』を実行に移し、国家節水行動を実施し、農業節水効果向上、工業用水の節水・排出量削減、都市節水・損失低減などの制度・政策体系を確立・整備して、水資源開発と利用強度が河川や湖沼の許容能力を超えないようにし、『川に水を返す』ことを実現した」とした。

李部長によると、水の調達面で、水利部は国家水ネットワーク重大プロジェクトを全力で実施し、水資源の最適化された配分ネットワークを系統的に推進し、「河川の水を補う」ことを実現した。また、修復面では、河川や湖沼の生態環境保護と修復を推進し、河川や湖沼の流量を保障し、「河川に水を通す」ことを実現した。

李部長はその成果として、「南方地域の水を北方地域に送り水不足を解消する『南水北調』の東中線一期プロジェクトでは、すでに北方地域に788億立方メートルの水を送り、受益人口は1億8500万人を超えている。京杭大運河は100年間流れが途絶えた後、すでに3年連続で全線が貫通している。また、永定河は26年間流れが途絶えた後、すでに4年連続で全線が貫通している」と説明。その上で、「ますます多くの河川が命を吹き返し、流域に活気が戻るようにする必要がある」とした。(提供/人民網日本語版・編集/AK)

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