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中国で海鳥モニタリングスタッフ募集が話題になっている。
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浙江省の鳥類研究組織・浙江自然博物院鳥類研究団が海鳥の繁殖モニタリングスタッフ13人を募集すると発表し、話題になっている。同省寧波市象山県の韭山列島、舟山市定海区の五峙山列島、温州市平陽県の南麂列島の三つの島で、アジサシの繁殖の全過程をモニタリングするというのがその仕事で、報酬は1日300元(約6000円)だ。
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このスタッフ募集はネット上で注目を集め、あるネットユーザーは「初心者でも大丈夫?私のようなコミュ障にはぴったりの仕事」という声を寄せた。
募集を担当する浙江自然博物院鳥類研究団のメンバー任さんは、「応募は事実。いくつかのルートを通して募集情報を流している」とした。
任さんは「募集は17年に始めた。それ以前の何年かは研究団の職員が島でモニタリングをしていた」とし、多くのネットユーザーが名乗り出ている状況については、「このポストは経験が全くない人向けではない。スキルが必要なため、全くの初心者では無理。鳥類のモニタリングスタッフは鳥類に関する一定の知識があるか、類似の専門的な仕事(ボランティア)に携わったことがある、一定の関連する経験がある人でなければならない」と説明した。募集要項には以下の五つが挙げられるという。
1.真面目で、細やかな心配りができ、責任感が強く、他のスタッフと協力して、割り当てられた仕事をこなすことができる人。
2.健康で、ハードな仕事に耐えることができ、長期間野外で仕事ができる人を優先。
3.大学学部以上の学歴所持者。
4.年齢は20~55歳。男女問わず。
5.関連する研究やバードウォッチングの経験者を優先。
募集情報に添付されている画像を見ると、海鳥モニタリングスタッフの勤務先は3カ所とも無人島となっている。任さんによると、「どの島も基本的に2人1組で2カ月間過ごすことになる。現在、鳥類モニタリングスタッフを募集している島3カ所には、宿泊する施設や電気(太陽光発電)、ワイヤレスインターネットといった基本的な生活に必要なものはそろっている。ただ、水はボトルに貯めたものしかなく、十分にあるとは言えない。一般的にこうした環境に慣れるには時間がかかる」という。
また、島での食事も簡素で、モニタリングスタッフ自身が自炊しなければならない。蒸し暑く、風がない日は、クーラーのない部屋で耐えなければならない。こうした環境にもかかわらず、応募者は少なくなく、1度経験した後で、再び募集してくる人もいるという。
その理由について、モニタリングスタッフ経験者の何既白(ホー・ジーバイ)さんは「好きだから」とし、「子供の頃から自然が大好き。4カ月(4~5月と7~8月)、島にこもりっぱなしで、大自然に思う存分触れることができる」と話す。
別のモニタリングスタッフ経験者・範文豪(ファン・ウェンハオ)さんは23年7月に平嶼島で神話の鳥「ヒガシシナアジサシ」のヒナが孵化する感動的な瞬間に立ち会うことができたとした。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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