商務部（省）サービス貿易の責任者は27日、2024年のサービス貿易の発展状況について説明した。中国新聞網が同部サイトの情報として伝えた。

2024年には中国のサービス貿易は急速な増加を達成し、規模は再び過去最高を更新した。通年のサービス輸出入総額は前年比14．4％増の7兆5238億元（約161兆円）に上り、そのうち輸出は同18．2％増の3兆1755億6000万元（約67兆9500億円）、輸入は同11．8％増の4兆3482億4000万元（約93兆500億円）だった。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1兆1726億8000万元（約25兆900億円）の赤字で、赤字額は前年より314億3000万元（約6730億円）減少した。24年の中国サービス貿易には主に次の2つの特徴が見られた。

知識集約型サービス貿易が増加傾向を保った。通年の知識集約型サービス貿易輸出入額は同6．5％増の2兆8965億2000万元（約61兆9800億円）、うち知識集約型サービスの輸出は同7．4％増の1兆6573億2000万元（約35兆4600億円）に上り、個人向け文化・娯楽サービスと電気通信・コンピュータ・情報サービスが急増して、増加率は39．3％と12．2％だった。知識集約型サービスの輸入は同5．4％増の1兆2392億元（約26兆5100億円）に上り、個人向け文化・娯楽サービスと知的財産権等使用料が急増して、増加率は29．5％と8．7％だった。知識集約型サービスの貿易収支は4181億2000万元（約8兆9400億円）の黒字で、黒字額は前年より504億5000万元（約1兆800億円）増加した。

旅行サービスの増加率が最も高かった。旅行サービスは24年に入ってから急成長ペースを維持し、通年の輸出入額は同38．1％増の2兆511億5000万元（約43兆8900億円）に達して、サービス貿易の各分野の中で首位に立った。そのうち輸出は同156．8％増、輸入は同29．3％増だった。（提供/人民網日本語版・編集/KS）