Record China 2025年1月24日(金) 10時0分
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中国のSNS上で爆竹を用いて小麦粉を爆発させる手法を用いた動画が流行しており、消防当局が注意を呼び掛けている。
中国のSNS上で爆竹を用いて小麦粉を爆発させる手法を用いた動画が流行しており、消防当局が注意を呼び掛けている。中国メディアの瀟湘晨報などが伝えた。
記事によると、中国のSNS・小紅書(RED)などでこうした動画が投稿されており、中には数万を超える「いいね」を獲得する動画や、未成年者がそうした動画をまねて撮影した動画を投稿したりしている。
小麦粉に爆竹の火が引火すると大規模な粉じん爆発を起こす。中国メディアが杭州市浜江区の消防当局の協力を得て行った実験では、2.5キロの小麦粉の上に小型の爆竹を置いて点火・爆発させたところ、高さ5メートルほどの炎とキノコ雲が発生し、周囲の可燃物にも燃え移ったという。
浜江区の消防隊の副隊長である章(ジャン)氏は「ネット上でこうした行為が行われており、一見すると楽しそうだが、実際は極めて危険。粉じん爆発は瞬間的に高温になり、やけどを負ったり、周囲の物を燃やしたりする危険がある」と説明。「不安定で(爆発の)コントロールが難しく、わずかな不注意で取り返しのつかない損害を引き起こす可能性がある」と指摘した。
中国では2021年4月に河南省駐馬店市で行われた結婚式で花火が小麦粉に引火し爆発事故が起きたほか、24年12月には黒竜江省ハルビン市で花火・爆竹と小麦粉を一緒に保管していた人物が摘発されたケースがあった。
中国で間もなく迎える春節(旧正月)では爆竹を大量に鳴らす風習があり、章氏は「軽率な行為によって警察署で年越しすることのないように」と呼び掛けた。(翻訳・編集/北田)
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