地下鉄で12歳と73歳が座席を奪い合う―中国

Record China    2025年1月23日(木) 17時0分

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2日、斉魯晩報は、上海市の地下鉄車内で12歳の少女と73歳の高齢者が座席を奪い合うトラブルが生じたことを報じた。写真は上海地下鉄。

2025年1月2日、中国メディアの斉魯晩報は、上海市の地下鉄車内で12歳の少女と73歳の高齢者が座席を奪い合うトラブルが生じたことを報じた。

記事によると、上海市の地下鉄2号線車内で昨年10月ごろ、12歳の張(ジャン)さんと73歳の陳(チェン)さんが空いていた1つの座席に同時に目をつけて着席しようとしたが、互いに譲ろうとせず、口論がエスカレートしたという。

そして、張さんの父親が22日に「娘が空席に座ろうとした際におばあさんに割り込まれた上、席から落とされた。さらに、(陳さんの)息子と一緒に私と娘を侮辱し始め、娘は数時間泣き続けた」と語った。一方で、陳さんの息子は「無理やり暴力的に席を奪ったというようなことはない。向こうの父親が母を非難し始めたことから口論がエスカレートした」と主張している。

父親は「トラブルが発生してから3カ月後に娘(張さん)が病院の精神科で診察を受け、焦燥を伴う適応障害と診断された」と主張し、陳さん側に対して医療費や慰謝料、弁護士費用など1万5840元(約34万円)の支払いを求める訴訟を起こした。だが現地の裁判所は「病状の説明が張さん自らの主張であり、陳さん母子の行為との因果関係の存在を証明することは難しい」との認識を示した。

この件について、中国のネットユーザーは「若いメス虎と老いたメス虎との取っ組み合いだ」「未成年者と老人による呪文の唱え合い」「子どもとお年寄りという、戦闘力最強同士のバトル」といった感想を残している。また「自分が中学生の頃はお年寄りに席を譲っていたけど、今はこんなことになるのね」「全員善人ではないということが分かる」「12歳といったらもう中学生じゃないか。まるで2歳児みたい」「これは完全に保護者の問題。小さい頃から利己主義思想を植え付けた結果だ」など、すでに12歳の若い張さん側がお年寄りに席を譲るべきとの認識を示すユーザーが多く見られた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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