中国国家エネルギー局の6日の情報によると、国家発展・改革委員会と国家エネルギー局はこのほど、「電力系統調整能力最適化特別行動実施案（2025−27年）」を通達した。2025−27年に新エネルギーの合理的な消費・利用を年平均2億kW以上増加させ、全国の新エネ利用率を90％以上にするよう支えると打ち出した。中国新聞網が伝えた。

中国の電力系統調整能力は持続的に向上しているが、資源調整の発展は一部の課題と問題に直面している。国家エネルギー局は、中国の年平均の新規設置新エネ設備容量は2億キロワット（kW）を突破し、第15次五カ年計画期間（2026-30年）に急増の流れを維持し、システムの消費・利用の圧力が大きく増加する見込みだとしている。

実施案は、27年までに中国の電力系統調整能力が顕著に向上し、各種資源調整の発展の市場環境とビジネスモデルがさらに整備され、各種資源調整・転用メカニズムがさらに改善される、そして2025−27年に新エネルギーの合理的な消費・利用を年平均2億kW以上増加させ、全国の新エネ利用率を90％以上にするよう支えると打ち出した。

実施案によると、複数の管理機関が統一的に管理する新型エネルギー貯蔵発電所を改造または建設する。条件を満たす既存の新エネ関連施設の改造を推進し、電力管理機関による統一的な運営管理により調整使用水準を高める。各種資源調整の建設規模の統一的な計画を踏まえた上で、システム電力供給支援と安全・安定運営の需要を結びつけ、適切な新型エネルギー貯蔵技術を最適化・選択し、複数の技術が先進的で効果を発揮する高品質の新型エネルギー貯蔵発電所を建設する。（提供/人民網日本語版・編集/YF）