サッカーのワールドカップ（W杯）北中米大会アジア最終（3次）予選、グループC第4節で日本はオーストラリアと対戦し、1-1の引き分けだった。

15日に埼玉スタジアムで行われた試合は、序盤から日本がゲームをコントロールし、幾度かチャンスを作り出すがゴールは奪えず前半を終える。後半に入ってもなかなかゴールが奪えない状況が続くと、58分に相手のクロスを谷口彰悟がクリアミスしオウンゴール。チャンスらしいチャンスがなかったオーストラリアに先制点を献上する。

それでも、日本は選手交代で攻勢に出ると、75分に途中出場の中村敬斗が左サイドから深い位置までドリブルで突破し速いクロス。これが相手のオウンゴールを誘発して同点に追いつく。その後も勝ち越し点を奪いに行ったがゴールを割ることはできず、試合はそのまま1-1で終わった。

この試合の行方は同グループに属する中国でも大きな注目を集めており、中国のサッカーファンからは「バタついた試合だったな」「試合を全部見たけど、オーストラリアは完全に引いて引き分け狙いだった」「あれだけ（オーストラリアの）デカい選手たちに引かれたら崩すのは難しいだろう」「日本はミスが多かった。しかもオーストラリアはフィジカルで優位だからな」「伊東純也と中村をもっと早く投入すべきだった」「シュート技術の高い中村を先発で起用して、三笘薫が途中出場でも良かったと思う」「（欠場した）遠藤航の重要性よ」といったコメントが寄せられている。

また、圧倒的な力を見せている日本がホームで勝利できなかったことについて「日本とオーストラリアの関係は良いからな。（引き分けという結果の背景は）推して知るべし」との声や、前回の対戦で中国が日本に0-7で敗れていることについて「今回のオーストラリアの戦い方は（中国の）対日本戦の参考になった」とする声も寄せられている。

なお、グループCのその他の試合は、サウジアラビアとバーレーンが0-0の引き分け、中国がインドネシアに2-1で勝利した。この結果、日本は勝ち点10で首位をキープ。2位オーストラリアから6位中国まで5チームが勝ち点2差の中にひしめく大混戦となっている。（翻訳・編集/北田）