2024年10月14日、韓国・ファイナンシャルニュースによると、サムスン電子のスマートフォン「Galaxy」の協賛を受けていたボーイズグループが米アップルの「iPhone」を使う姿が目撃され、物議を醸している。

HYBE傘下の事務所KOZエンターテインメントに所属するグループ「BOYNEXTDOOR（ボーイネクストドア）」は先頃、海外公演に向け出国した際、メディアの前で写真撮影に応じたが、「iPhone16」「iPhone16Pro」を目立つように使ってポーズを取るなどした。

同グループはこれまで「Galaxy」の協賛を受けていたという。昨年12月には「Galaxy S23 FE」ローンチパーティーに出席。サムスン電子はこれに謝礼として「BOYNEXTDOORの未来をGalaxyが応援します」とメッセージを入れたコーヒーケータリング車を提供している。それから1年も経たず「iPhoneの広報活動」をしたことに、ファンからも「iPhoneを使いたかったのかもしれないけど、Galaxyとの契約が終わってすぐこういうことをするのは礼儀がなっていない」「見せびらかすように持つのは愚かな行動だ」「サムスンは二度と協賛しないだろう」「ガッカリした」という声が上がっているという。

また、21年にはガールズグループ「BLACKPINK（ブラックピンク）」が「Galaxy A80 BLACKPINKエディション限定版」を発売後、契約期間終了から1年でiPhoneを使う姿を公開し、物議を醸したという。最近ではBTS（防弾少年団）のV、ジョングクらがグループとしてのサムスン電子との契約終了後、iPhoneを使って自撮りをする写真を公開した。今年2月には北米のインフルエンサー「Pokimane（ポキメイン）」がGalaxyのイベントに登場し「Galaxy S24ウルトラ」のゲーミング性能について宣伝したが、本人はiPhoneを使用していると分かった。記事は「芸能人やセレブに協賛をしても、契約期間が終了するととたんにiPhoneに乗り換えるケースが多発し、サムスン電子の苦悩は深まっている」と伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「人間性をよく見て広報を依頼することだね」「いくら若いアイドルといっても非常識じゃない？」「マーケティングミスでしょ。幼稚なアイドルばかり起用するからだ」「こういう道徳心のない人に広告を依頼してはいけない」「iPhoneを使いたいならそれでいいが、だったらGalaxyの広告塔を引き受けるなよ」「自分たちに声援を送っているファンが、実は他のグループのアルバムしか買っていなかったら、君たちはどう思う？」など、非難のコメントが多数寄せられている。（翻訳・編集/麻江）