代表監督を代えるべきか?中国サッカー協会はジレンマ―中国メディア

Record China    2024年9月17日(火) 23時0分

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16日、北青網は、サッカーワールドカップ3次予選で開幕2連敗を喫した中国代表について、中国サッカー協会が監督の交代をめぐって頭を痛めていると報じた。

2024年9月16日、北青網は、サッカーワールドカップ3次予選で開幕2連敗を喫した中国代表について、中国サッカー協会が監督の交代をめぐって頭を痛めていると報じた。

記事は、中国代表が10日にホームで行われたサウジアラビア戦で、相手のオウンゴールと退場者という大きな優位に立ちながら逆転負けを喫して同予選開幕2連敗となり、中国サッカー協会が世論を含む各方面から圧力を受け、一時はイバンコビッチ監督の解任も検討したと紹介した。

一方で、時間的な制約により有力な候補者は限られており、挙がったのは中国U21代表監督であるアントニオ・プツェ氏、U19代表監督のであるデヤン・ジョルジェビッチ氏、そして中国スーパーリーグの現職監督数人だったとした上で、U19代表は来年2月に自国開催のU20アジアカップ予選があり、28年のロス五輪中国代表の強化という任務も背負っているジョルジェビッチ氏にフル代表監督を任せるのは酷であると指摘。アントニオ氏も来年のU23アジアカップを控えており、中国国内リーグの有力監督についても、現在リーグ戦が終盤に差し掛かる中でクラブが手放すことは考えにくいとし、これらの候補のフル代表就任は非現実的との見方を示した。

また、10月に同予選第3戦、第4戦を控える今の時期に監督を交代すれば、新監督がチームや選手を理解するにも、技術や戦術を浸透させるにも時間が足りないと指摘。新監督は大きなリスクを背負うことになり、仮に試合で結果を出せなければ中国代表がますます窮地に立たされるばかりでなく、協会の信頼危機のさらなる深刻化にもつながると論じた。

記事は、種々のあらがえない要因により協会が監督交代の有無について公式表明できない中では、イバンコビッチ監督続投の可能性が高いとしつつも、アジア2次予選の終盤4戦以降露呈している戦術調整の決断力不足と、中国人コーチ陣とのコミュニケーション問題の解決が必須だと指摘。問題を改善してチームの結束力と求心力をさらに高める必要があり、その成果が10月の2試合で見られなかった場合にはイバンコビッチ監督は引き続き解任の危機に瀕することになるだろうとした。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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