2014年9月9日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の高齢化の速度が経済協力開発機構（OECD）加盟国の中で最も速いことが分かった。

【その他の写真】

韓国・産業研究院がOECDの34の加盟国の人口構造を比較・分析した結果、2013年現在、韓国の高齢者人口（65歳以上）の割合は12．2％で30位だったが、増加率は1位を記録した。

各国の高齢者人口の割合は、1970年を1とすると、韓国は4．0倍となり、高齢化の幅が最も大きかった。その他の国では、日本が3．6倍で2位となり、以下、フィンランド（2．1倍）、ポルトガル・イタリア（2．0倍）、チェコ・カナダ・スペイン（1．9倍）の順となった。

産業研究院は「韓国の出生率がOECD主要国の中で最も急速に低下する中で、2012年から始まった生産人口の減少と団塊世代（1955〜1964年生まれの世代）の退職時期の到来は未来を不安にさせる要因」と指摘した。

このような現状に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。以下はその一部。

「良くないことでトップになるのは、OECDの中で韓国が一番多い」

「人口が減少すれば、経済力、国力、そのすべてが崩れる」

「環境を整備してくれなくちゃ。親は子どもを産めば預けるところから心配しないといけないし、お金の心配もある。こんな状態で、誰が子どもを産みたいと思う？」

「今20代が子育てをする40代になったら、顔も知らない高齢者3人分の福祉費用を負担しないといけない。私たちには財産がないのに…」

「政治家たちは高齢者の票集めに忙しくて、若い世代は移民の準備だけしている大韓民国」

「普通に暮らすことさえ難しいのに、誰も子どもを欲しがらないよ」

「学費が問題だと思う。塾をつぶしてしまえば簡単に解決するんじゃないか？子どもを産んでも、教育費が一人当たり月に100万ウォン（約10万円）以上する」

「この国で子どもを産むのは、次の世代に罪を犯すことになる」（翻訳・編集/まるみ）