「ジャパンフェスティバル青島」開催―山東省青島市

張燕波    2024年3月28日(木) 14時30分

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「ジャパンフェスティバル青島」が23、24の両日、中国山東省青島市の西海岸新区にある青島日本国際ビジネスハブで開催された。

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「ジャパンフェスティバル青島」が23、24の両日、中国山東省青島市の西海岸新区にある青島日本国際ビジネスハブで開催された。今回のイベントは在青島日本国総領事館、日本貿易振興機構(ジェトロ)青島事務所、青島日本商工会、国際交流基金が後援しており、日本に行かなくても日本文化が満喫できた2日間だった。

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イベント会場は室外と室内に分かれ、室外ではキリンビールや日本酒などアルコール類をはじめ、大阪焼きやおでんなど日本特有のグルメが来場者を引き寄せた。

一方、室内会場では日本留学説明会や日本語カラオケ大会などが行われ、来場者はオンラインを通じて日本国内にいるアイドルと交流もできた。また、剣道や合気道など日本伝統のスポーツや日本の伝統芸術である生け花も現場で体験できた。



イベントの2日目、サッカー元日本代表で現青島西海岸FCの黒崎久志監督による講演会が開かれた。その後、黒崎監督は来場した子どもたちにボールの蹴り方や止め方などの練習をさせ、会場は盛り上がった。



今回のイベントは歴史問題や原発処理水などの問題で日中関係が冷え込んだ中での開催だが、2日間の来場者は2000人近くに上った。来場者の一人に上述の日中が抱いている問題について話を聞くと、「両国の政治家を信じる。必ず解決できる」という前向きな返答だった。また、日本留学について別の来場者にインタビューしたら、「アニメが好きで、日本で勉強したい」との言葉が聞かれた。

■筆者プロフィール:張燕波

中国山東省威海市出身。1998年に技能実習生として初めて日本へ。2000年から日本留学。06~12年にイオン九州に勤務。13~20年に神戸大学大学院修士課程、博士課程で日本の古典文学を研究。21年に帰国し、現在は山東省青島市の私立高校で日本語教師を務める。

※本コラムは筆者の個人的見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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