拡大
東京・池袋の新文芸坐で、1973年に死去した世界的アクションスター、ブルース・リーの作品が連日ファンの胸を熱くしている。
東京・池袋の新文芸坐で、1973年に死去した世界的アクションスター、ブルース・リー(李小龍)の作品が連日ファンの胸を熱くしている。会場には「ドラゴン危機一発」などを手掛けたロー・ウェイ(羅維)監督のひ孫で、シンガーソングライターの礼美(リーメイ)が登場。作品のエンディング曲を熱唱し、観客を魅了した。
今年はブルース・リーの没後50年に当たり、世界各地で関連イベントが開催されている。中国・上海で6月に開かれた上海国際映画祭では「ドラゴン怒りの鉄拳」(ロー・ウェイ監督)を上映。今回の新文芸坐での「WBLC2023 ブルース・リー没後50周年ラスト・シュート!」は今月1日から毎日1作品、5日連続で上映するというもので、ファンに集大成的な鑑賞体験をもたらしている。
このイベントは日本のブルース・リーファンによって準備されており、ブルース・リー研究者の原真一氏は上映作品が4Kリマスター版であることに言及。さらに日本の観客になじみの深い英語版・日本語字幕であることや、「ドラゴン危機一発」で1983年に使われた北京語の主題歌が40年ぶりによみがえることを紹介した。
また、上映後には毎回トークイベントがあり、ゲストとしてロー・ウェイ監督の親族2人が初めて日本の映画ファンの前に登場。2人が日本在住だということを偶然知った主催者側が連絡を取って実現したもので、1日の「ドラゴン危機一発」の上映後には監督の孫の杜海玲(ドゥ・ハイリィン)氏が香港にいた当時の祖父とのことなどを紹介した。杜氏はまた、祖父の作品に「思っていた以上だった」との感想を寄せ、細かい感情描写に祖父の才能を改めて思い知ったとしている。
そして、「ドラゴン怒りの鉄拳」が上映された2日のイベントでは、メジャーデビューを目前に控える礼美が観客の前に現れた。6日にデビューシングルCD「明日の天気」が徳間ジャパンからリリースされる礼美は日本生まれ、日本育ち、「Limeism」の名で活動しているシンガーソングライターだ。イベントのステージでは映画の感想を語るとともに、自身の楽曲「明日の天気」と「くじらざめ」を披露した。さらにギターを携えて「ドラゴン危機一発」のエンディング曲「To be a man」を熱唱。会場にいた日本人の観客は「1978年のお正月に初めてこの映画を見ました。大好きな曲です。当時のことを今でも覚えています。今日、監督のひ孫の礼美さんによる曲が聞けるとは思いもしませんでした」と語った。(取材/Record China)
華流
2023/11/3
Record China
2023/9/30
Record Korea
2023/7/19
華流
2022/12/2
華流
2023/10/26
華流
2023/10/20
ピックアップ
この記事のコメントを見る