韓国、目の前で倒れた男性を救った通行人が話題=ネットには「無関心な人たちが怖い」の声

Record Korea    2023年4月9日(日) 20時0分

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7日、韓国・東亜日報は「通勤途中の30代男性が呼吸困難で倒れた60代男性に心臓マッサージなどをして命を救い、静かに現場から立ち去っていた」と伝えた。

2023年4月7日、韓国・東亜日報は「通勤途中の30代男性が呼吸困難で倒れた60代男性に心臓マッサージなどをして命を救い、静かに現場から立ち去っていた」と伝えた。

韓国道路公社によると、先月20日、同社社員のチャン・デオンさん(37)が地下鉄1号線の安養駅で、60代の男性が倒れ込んだのを目撃した。公社が提供した映像には、歩いている途中で具合が悪そうに立ち止まり、再び歩き出したがふらつき倒れ込む男性の姿と、後ろから歩いてきていたチャンさんが男性に歩み寄る姿が映っている。

チャンさんは周辺にいた人たちと共に男性を起こし、119番に通報したという。その後、ベンチまで移動していた途中に男性が意識を失って再び倒れると、チャンさんは心臓マッサージを行った。救急隊の到着前に男性は意識を取り戻し、チャンさんは現場を離れたという。

男性は心筋梗塞だったが病院で治療を受け回復しており、今回のチャンさんの善行は男性が自らFacebookなどSNSに投稿したことで広まった。チャンさんは電話取材に対し「会社で毎年、心肺蘇生法の教育を受けることが義務になっている。模型で実習したことが役に立った。もし男性が他の人の前で倒れていたら、その人もきっと助けたでしょう」と話したという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「みんな忙しそうに通り過ぎていくのに、1人で1人の命を助けたのか」「通報しようともせず、真横を通り過ぎている人たちが怖い」「無関心に通り過ぎていくのはどうかと思う」「心臓マッサージをしていてもみんな見向きもせず通り過ぎていくのがショックだ」「何事も起きてないかのように通り過ぎていく人たちの姿がホラー映画より恐ろしい」「韓国の国民性はこの程度だったなんて」「心臓マッサージは3人くらいか交代でするといいらしいのに、誰も手伝ってくれる人がいなかったのか」など、「他人に無関心な世の中になってしまった」と嘆くコメントが殺到している。

また、「倒れた男性が回復されて本当に良かった。助けた男性に福が訪れますように」といった声も見られた。(翻訳・編集/麻江)



※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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