女優ジン・ティエン（景甜）のプライベート動画を、債権者に渡したのではないかとの話題が浮上している中国男子卓球選手の張継科（ジャン・ジーカー）について3日、広告に起用する企業が次々に契約の打ち切りを発表した。

ロンドン五輪の男子卓球シングルスで金メダル、リオ五輪でも銀メダルを獲得した張継科は2018年から約1年間、人気女優のジン・ティエンと交際している。その張継科についてこのほど、賭博などによって多額の負債があり、債権者にジン・ティエンのプライベート動画を渡したとの話題が浮上し、世間の関心を集めることに。先月30日、張継科はこの話題を否定する声明文を公表したが、経済紙の記者が信ぴょう性を示す司法資料を公開するなど、人気アスリートの暗部が連日トップニュースとして報じられている。

4日、中国スポーツメーカーの安踏（Anta）が張継科との広告契約の打ち切りを発表。中国版ツイッター・微博（ウェイボー）上の広告をはじめ、各店舗でも宣伝素材が一斉に撤去されている。これに続き、4社が同様に広告契約の打ち切りを表明し、一気に全面的な封殺へと動きを見せている。

ロンドン五輪での活躍でブレークした張継科は、ミズノやコカコーラなど大手企業の広告モデルに起用され、17年のアスリート年間収入ランキングでは6000万元（約11億5000万円）で2位となった。国家代表チームを退いたあとはバラエティー番組などでタレントとしても活動している。（Mathilda）