急がないタクシードライバーは、良いタクシードライバーではない。だが、日本人の考え方は違う―中国メディア

Record China    2014年5月29日(木) 4時40分

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28日、新浪財経は、「運転手さん、日本人があなたに“急いては事を仕損じる”を教えている」と題する記事を掲載した。資料写真。

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2014年5月28日、新浪財経は、「運転手さん、日本人があなたに“急いては事を仕損じる”を教えている」と題する記事を掲載した。記事は、日本の三和交通が始めた「タートルタクシー」のサービスを紹介している。以下はその概要。

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急がないタクシードライバーは、良いタクシードライバーとは言えない。しかし、日本人の考え方は逆のようだ。日本の三和交通は先日、「タートルタクシー」のサービスを開始した。乗車してボタンを押せば、ゆっくり走行してもらえるというものだ。運転スピードだけでなく加速も緩やかで、赤信号ではエンジンを切る。車内には、ゆったりとした音楽も流れるという。

このサービスは、年寄りや妊婦、車酔いしやすい人や子どもを連れた親に好評だ。ある子連れの母親は「寝ている子どもを起こしたくないときなどにとても便利」と話している。

「タートルタクシー」は環境にもいい。赤信号では十分な距離をとってエンジンを切り、惰性で走行してからブレーキをかけるため、ガソリンの節約にもなる。走行スピードが遅いため急ブレーキを踏むことも少なく、交通リスクも大きく減少する。交通環境をより穏やかにし、乗客に街の風景を眺める楽しみを提供する。

現在、「タートルタクシー」の数は合計で16台と少ないが、3カ月で予約が15%増えた。三和交通は今後、このサービスを拡大していくという。なんでも「早い」がありがたがられる中で、三和交通は「遅い」で人気を獲得した。「タートルタクシー」は細やかな気配りで顧客のハートをつかみ、交通の安全と環境にも貢献している。

中国には「急いては事を仕損じる」という言葉がある。飲酒運転、過労運転、そしてスピード違反は、中国の交通事故率を世界トップに押し上げる3大要因だ。しかし、「タートルタクシー」を中国に導入できたとしても、はやらないだろう。なぜなら、道が常に混んでいるから。(翻訳・編集/北田

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