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4日、豪クイーンズランド大学の研究者が、地球温暖化によって大麦の質が変化し、ビールの価格と質に影響を及ぼす可能性があることを指摘した。
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2014年4月4日、米誌ポピュラーサイエンスによると、豪クイーンズランド大学博士課程のピーター・グース氏は、地球温暖化がビールの価格と質に影響を及ぼす可能性があることを指摘した。6日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。
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グース氏は科学者らと協力し、水不足が大麦の質にどのように影響するのかについて実験した。科学者らは実験で、水不足の環境下におかれた大麦と、正常な状態で育った大麦のデンプンが異なることを発見。水不足の環境下に置かれた大麦の方がデンプン粒の穂が長く、より多くのタンパク質を含むことが分かった。
ビールの質と風味はデンプンの質によって左右される。温暖化が進めば多くの地域が干害に遭い、大麦の質に変化を生じさせることになる。グース氏は、もしこのような事態になれば、現在と同品質のビールを購入するのにより多くのお金が必要になるだろうと話す。
しかし、同時にグース氏らはある新種の大麦が水不足の環境でもデンプンの質に変化をもたらさない干害に耐え得る品種であることを発見。この新種であれば、干害に遭っても同品質の大麦を生産することができる。将来の気候の変化に適応するためには、農業における新種の開発が必要不可欠だ。(翻訳・編集/藤)
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