マレーシア航空の対応に失望の声、新情報なく家族のいらだち募る―中国

Record China    2014年3月10日(月) 1時33分

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8日、クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空MH370便が消息を絶った問題で、航空会社側は記者会見を開いたが、新情報はなく、家族が担当者を取り囲む場面もみられた。写真は9日、北京に到着したマレーシア航空関係者。

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2014年3月8日、クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空MH370便が消息を絶った問題で、航空会社側は記者会見を開いたが、新情報はなく、家族が担当者を取り囲む場面もみられた。テンセントが伝えた。

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MH370便が消息を絶ってから25時間後の3月9日午前2時30分、1回目の記者会見から10時間あまり後、マレーシア航空は北京で記者会見を開いた。だが、会見の内容は乗客の家族を満足させられるものではなく、説明にあたった同社役員には次々と質問が投げかけられた。会社からの説明に、家族は「ネットで得た情報以上のものはなかった」と失望をみせた。

中国語のできないマレーシア航空の役員に対し、家族が「中国語は話せるのか?中国語を話せ!」と声を荒げる場面もあり、「何も知らない役員が何をしにきたのか。携帯でもわかる情報ばかりだ」との声も上がった。

家族たちは、乗客の中に偽造パスポートの使用者がいたことなど、一部の質問についてマレーシア航空側が明確な回答を避けたことにも怒りをみせている。会見終了後、席を離れようとした同社役員を家族が取り囲み、矢継ぎ早に質問を投げかけたが、回答は変わらなかった。

乗客の家族は北京市内に用意されたホテルの控室で待機を続けているが、遅々として進展しないマレーシア航空の対応に憤りをみせている。現在、北京市衛生局はカウンセラーを派遣して対応にあたらせているが、高齢者が興奮のあまり心臓発作を起こすなど、家族の精神状態は極限に達している。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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