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中正記念堂が「台湾民主記念館」と改名することになり、2007年5月19日、陳水扁総統が出席して除幕式が行われる。改名には野党国民党が反発しており、衝突も予想される。
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台湾メディアの報道によると、中正記念堂が「台湾民主記念館」と改名することになり、2007年5月19日、陳水扁総統が出席して除幕式が行われる。午後1時半から行われる式には陳総統の他、教育部や行政院の大臣、民進党の委員や台北市議員も多数出席する予定。
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この度の改名は陳水扁政権が蒋介石総統の権威否定政策の一環として断行したもので、最大与党の国民党は強い反発を示してきた。同市警察は前夜より同館の周囲から人払いの上、封鎖し、万が一の事態に備えて約700人の警察官に待機命令を出しているという。ハオ龍斌市長も市民に対し、冷静に見守るよう呼びかけている。***
改名にあたり教育部は、建物の上に掲げられた中正記念堂を取り外し、新たな看板を掲げようとした。しかし市の文化遺産保護法で保護の対象となっているため記念堂本体に手を加えることができない。そこで妥協案として、建物の修繕という名目で記念堂の看板を覆い隠し、新たに周囲の庭園内に足場を組んで台湾民主記念館の看板を立てるという苦肉の策でしのぐことになった。(翻訳編集・WF)
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