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2007年4月27日、ワニがおこした痛ましい事件が相次いでいるなか、アモイ市の巨大ワニ園ではたった3人の調教師が1400匹以上のワニを飼育。その命がけの仕事に密着した。
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2007年4月27日、台湾と中国本土でワニがおこした痛ましい事件が相次いでいるなか、福建省アモイ市集美村にある巨大ワニ園を訪れた記者は、そこで働く3人の調教師を紹介した。
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リーダーはタイから招かれた有名なワニ調教師ヨウさんで、アシスタントの同じくタイ人のミッチさんと、弟子の中国人曽祥雲(ツォン・シャンユン)さんを加えた3人で、この巨大ワニ園に飼育されている1400匹を超える数のワニの世話をしている。そのうえ3人はワニ園で人気の超危険なワニのショーも担当。***
ヨウさんが腕まくりをして見せてくれたのは、ワニに咬まれた無数の傷跡。ズボンの裾をめくるとそこにも傷があった。「最初は怖かったけど、だんだん慣れてきた。ワニに咬まれたことがない調教師はいないよ。」と語るヨウさんだが、命がけのショーの前には必ず熱心に祈りを捧げている。
ワニを飼いならすことなど不可能だが、ワニに嫌われないよう注意することはできるという3人。日課のワニ池の清掃時には、獰猛なワニに囲まれながら手際よくモップを動かす彼らの姿に、記者は感動すら覚えた。(翻訳/編集本郷智子)
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