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2007年4月27日、日中戦争期の中国人労働者の強制労働の賠償を求めた訴訟で、最高裁が「日中共同声明によって、個人の賠償請求権は放棄された」との解釈を示したことに対し、中国外交部の劉建超報道官が強く抗議した。写真は北京の中国抗日戦争記念館。
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2007年4月27日、日中戦争期の中国人労働者の強制労働の賠償を求めた訴訟で、最高裁が「日中共同声明によって、個人の賠償請求権は放棄された」との解釈を示したことに、外交部・劉建超(リュウ・ジエンチャオ)報道官が強く抗議した。
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劉報道官は、「日中共同声明」で日本への賠償請求権を放棄したのは、両国人民の友好を重んじた政治判断であり、日本最高裁に対し我が国は何度も申し入れをしてきたにも拘わらず、このような解釈が示されたことに抗議すると述べた。また最高裁の解釈は違法かつ無効だとして、日本政府の真摯な対応を強く求めた。劉報道官は、日中戦争では日本は強制連行をはじめとする多くの犯罪を犯しており、この問題はいまだにきちんと対処されないまま、現実の人権問題として残っている。日本政府の責任ある態度と処置を望むと強い語調で述べた。(翻訳/編集・KT)
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