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2007年4月17日、国家林業局は中国の国鳥候補に丹頂鶴を押すことが決まった。気が遠くなるような議論の末の決定だ。
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2007年4月17日、国家林業局は中国の国鳥ナンバーワン候補に「丹頂鶴」を決め、国務院に報告することが決まった。国鳥の選定は長年の懸案事項で、ここまでたどり着くのに4年がかりの作業だった。
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まず2003年に同局と野生動物保護協会が選定を始め、専門家による選出グループを組織、選出基準が設けられた。2004年にはニュースサイト20数社がキャンペーンを推進、候補になった10種の鳥に対し500万人のネットユーザーによる投票を受け付けた結果、約65%の支持で丹頂鶴がトップに躍り出た。ちなみに最後まで争ったのはキジの仲間で色鮮やかな「キンケイ」だった。
現在40の国が国鳥を定めている。最初に国鳥を決めたのはアメリカ合衆国で、1782年に白頭ワシをその象徴に据えた。1960年に国際鳥類保護会議が開かれた際に、各国それぞれ国鳥を定めようとの提案がなされ、中国にも象徴が必要と議論を続けてきた。(翻訳編集・WF)
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