“習・李新政権”は下半期に大胆な新施策、党内改革派が指摘―香港紙

Record China    2013年5月1日(水) 6時53分

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27日、胡錦濤前国家主席のスピーチライターとして評価されていた中国中央編譯局の兪可平副局長が香港で中国の政治改革について語った。写真は2013年3月15日、第12期全人代第1回会議第5全体会議で新首相に指名された李克強氏。

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2013年4月27日、“中国共産党のブレーン”と呼ばれ、胡錦濤(フー・ジンタオ)前国家主席のスピーチライターとして評価されていた中央編譯局の兪可平(ユー・カーピン)副局長が、香港で中国の政治改革について語った。同氏は中国共産党お抱えの学者としては改革派と目されている人物でもある。香港・星島日報の報道をシンガポール・聯合早報が28日付で伝えた。

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今年誕生した習近平(シー・ジンピン)国家主席と李克強(リー・カーチアン)首相による“習・李体制”はトウ小平氏の改革開放路線を継続させるが、兪氏によると、下半期に入って開催される中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議において、さらに大胆な新施策が実施される可能性がある。同氏はさらに、「改革を推進するにつれ、統治改革と体制改革の間での障害が大きくなっている」とし、「統治改革での路線変更を行わなければ、体制改革に大きな脅威がもたらされることになる」警告した。

また、「現在の中国本土における行政はコスト高で、官民協力を促進することで社会管理の刷新を実現すべきだ」とも指摘、民間組織や社会団体の協力を要するほか、体制改革でも一定の前進が必要だとした。国民の間で民主政治を求める声が高まる中、新政権はまず官僚腐敗の撲滅や接待宴会など公的出費の節約に乗り出した。清華大学の秦暉(チン・フイ)教授は、抑圧された自由や満たされない社会福利体制が、民主的憲政実現への圧力となって表れるだろうとしている。(翻訳・編集/岡田)

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