<鳥インフル>人から人への感染リスクは低い=香港大教授がコメント―香港メディア

Record China    2013年4月5日(金) 13時24分

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3日、ウイルス学の権威である袁国勇・香港大学教授は「H7N9型ウイルスは人から人への感染のリスクは低い」とコメントした。写真はウイルス分析の様子。

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4月3日、ウイルス学の権威である袁国勇・香港大学教授は「H7N9型ウイルスは人から人への感染のリスクは低い」とコメントした。香港・フェニックステレビの番組『鳳凰早班車』が伝えた。

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袁国勇(ユエン・グオヨウ)・香港大学教授はH5N1型鳥インフルエンザや、SARSウイルスの解析に携わってきた経験を持つ。袁教授がH7N9型ウイルスの遺伝子配列を分析したところ、H7N9型ウイルスはまったくの新型で、8本存在する。H7部分は浙江省の野鳥から、N9部分は韓国の野鳥からのものであることがわかった。その他6本は長江より北のものと考えられている。

現在のところ、人類や豚の遺伝子はこのウイルス内に見つかっていないため、人から人への感染リスクは低いといえる。だが、これから変異を繰り返せば、人から人へ感染する可能性もある。

しかし、悪い知らせばかりではない。ウイルスは薬剤耐性を持たないため、一般の抗インフルエンザ薬で治療可能である。

香港のリスクについて袁教授は、野鳥が香港に飛んでくる可能性もあるが、鳥たちは香港の環境に適応できないことや、この季節は渡り鳥が南から北へ向かう時期のため、香港のリスクは比較的低いと指摘した。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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