「売れ残り女」と称される未婚女性たちが受ける多方面からの圧力―中国

Record China    2012年7月22日(日) 10時15分

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20日、中国では未婚女性が多方面からのプレッシャーを受けている。写真は上海で行われたお見合いイベント。2万人の独身男女が参加した。

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2012年7月19日、タイ紙バンコク・ポストは中国の未婚女性が受けるプレッシャーについて取り上げた。20日付で環球時報が伝えた。

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30歳の許(シュー)さんは北京の婚活クラブに足を運んだ。1年余りこのクラブに参加しなかったが、時の流れとともにますますプレッシャーがかかり、再び参加するようになった。「夫となる人を見つけたい。価値観が同じでさえあればいいのだけど、経済力は私よりある人がいい」と希望を語った。

中国語版「負け犬」ともいえる「売れ残り女(剰女)」という言葉は、多くの女性、特に都市部に住み、良い教育を受け、経済的に独立した女性に影響を与えており、辞書には「27歳以上のすべての独身女性」を指すと記されている。

2010年の調査によると、中国の人口13億人中、独身の男女は1億8000万人おり、調査を受けた男性の92%が女性は27歳までに結婚すべきと考えていることが分かった。社会学者の呉迪(ウー・ディー)氏は「現在の若者は仕事がきつく、職場以外での出会いが非常に少ない。一方で、結婚は必ずするものだという中国の伝統的概念もある。婚姻はそもそも幸福と同義語ではない」としながらも、「しかし現代の女性は妥協したくないと考えている。多くの人が満足のいく生活を送っているため、結婚のためにレベルを下げようとは考えない」と指摘する。

一人っ子政策により、唯一のわが子に結婚して孫を産んでほしいという両親の切迫した願いに拍車がかかるのも原因の一つだ。前述の許さんも「このクラブに加入した本当の理由は、両親を失望させたくないから」と明かす。同クラブの入口には「あなたは独身ですか?ご両親の気持ちを考えましょう。ご両親を心配させてはいけません」と書かれている。同クラブでは、女性はテニス、ビリヤード、映画、お見合い、ハイキングといった80種類余りの活動を通じて、未来の夫と知り合える仕組みになっている。(翻訳・編集/中原)

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