Record China 2012年6月16日(土) 5時32分
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13日、中国初の有人ドッキングを行う宇宙船「神舟9号」の打ち上げを控えた中国で、宇宙飛行士の「食の安全」が特別扱いされていることが中国紙の報道で発覚し、庶民の怒りを買っている。写真は完全無農薬にこだわった宇宙飛行士用の農場。
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2012年6月13日、中国初の有人ドッキングを行う宇宙船「神舟9号」の打ち上げを控えた中国で、宇宙飛行士の「食の安全」が特別扱いされていることが中国紙の報道で発覚し、庶民の怒りを買っている。米華字サイト・多維新聞が伝えた。
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中国紙・新京報が13日付で報じたところによると、宇宙飛行士に提供される食事は無農薬にこだわった食材で作られており、巷で流通されている飼料は一切使われていない。例えば、牛乳は宇宙飛行士が発射センターに到着する3カ月前に数十頭の牛の中から選りすぐった数頭を選び、まずは1カ月間の「薬抜き」。その後も何重もの安全チェックが施され、ようやく宇宙飛行士の食卓に上る。
「無公害、無汚染」にこだわって育てられた牛や豚、魚だけが宇宙飛行士の口に入ることが許されるという徹底ぶり。だが、これを知った一般庶民は猛反発。ここまでしなければ「食の安全」は保てないのかと疑問の声。だったら、庶民が口にする食品にも同じレベルの安全基準を設けるべきだと怒りは収まらない。
ネット上では「市場に出回っている食品も当局の安全基準を満たしたもの。それなのになぜ宇宙飛行士に食べさせられないのか?」「宇宙飛行士も庶民も同じ人間だ。庶民はいつになったら安全な牛乳が飲めるのか?」などと非難の声が上がっている。(翻訳・編集/NN)
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