フェイスブック中国進出への布石か?ザッカーバーグCEO、恋人と上海へお忍び訪問―中国メディア

Record China    2012年3月29日(木) 18時1分

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27日、世界最大のソーシャル・ネットワーク・サービス、フェイスブックの創始者であるマーク・ザッカーバーグ氏が、中国・上海市で恋人とデートを楽しんでいた。ザッカーバーグ氏は市内のアップルストアに立ち寄り、10分ほど滞在した。

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2012年3月27日、世界最大のソーシャル・ネットワーク・サービス、フェイスブックの創始者であるマーク・ザッカーバーグ氏が、中国・上海市で恋人とデートを楽しんでいた。東方早報が伝えた。

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米経済誌フォーブスがこのほど発表した2012年世界長者番付で、ザッカーバーグ氏は175億ドル(約1兆4400億円)で35位に入り、世界で最も若い億万長者となっている。

この日、上海で目撃されたザッカーバーグ氏はいつものようにラフな服装で、恋人のプリシラ・チャンさんと仲睦まじく市内の観光名所をたどった。プリシラさんは、中国の南京にルーツを持つボストン郊外出身の華僑。2004年、ハーバード大学在学中に、あるパーティーでザッカーバーグ氏と出会った。彼女はフェイスブックで、2007年に同大を卒業したと公開している。

通行人がザッカーバーグ氏に気づき、写真を撮ったり、近づいて話しかけたりする場面が見られたが、すぐに付き添いの6人のボディーガードに阻まれた。

一行は市内のアップルストアにも立ち寄り、店内の商品を手に取ったり、来店客の様子を観察したりなどして10分ほど滞在した。店の関係者によると、同氏から事前に来店の連絡はなかったという。

ザッカーバーグ氏は2010年末に一度訪中したが、上海を訪れたのは今回が初めてで、その目的やスケジュールに関しては明かされていない。前回の訪中では、中国の大手検索エンジン運営会社・百度(バイドゥ)と通信会社大手・中国移動(チャイナ・モバイル)、オンラインショップなどのIT企業体・アリババ、そして大手ポータルサイトの新浪を企業訪問し、大きな憶測を呼んだ。しかしこれらの企業との間に、結果的には取引は発生していない。ザッカーバーグ氏は以前、「毎日1時間は中国語を勉強している。中国国内でビジネスパートナーを見つけられることを願う」と話している。

このほか、フェイスブックは今年の2月1日に米証券取引委員会(SEC)へIPO(株式公開)申請を提出しており、早ければ年内に上場を果たす。同社は上場により50億ドル(約4100億円)の資金調達を計画しているという。現在の推定評価額は750〜1000億ドル(約6兆2000億〜8兆2700億円)で、上場すればグーグルを抜いて史上最大規模のIT企業による株式公開となる。

フェイスブックのアクティブユーザー数は2011年末時点で8億4500万人に達した。そんな世界最大のコミュニティーサイトの同社だが、まだ中国には進出していない。同社はIPO申請書でも中国について、「中国は最大かつ最も潜在力を持つ市場である」と述べている。同社は引き続き中国市場に注目し、適切な時期に進出できるよう準備を進めているようだ。

フェイスブックは今年、世界で900人のソフトウェアエンジニアを採用し、米カリフォルニアもしくはシアトルに勤務させる予定だという。その採用者の大部分は中国の南京大学清華大学、上海交通大学、復旦大学、浙江大学出身者で選ばれると専ら噂になっている。(翻訳・編集/内山)

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