北朝鮮、米国に「非核化の条件」を直接伝える=「どうせ今回も約束を破られる」「なぜ南北問題を米朝が話し合う?」―韓国ネット

Record China    2018年4月10日(火) 13時20分

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10日、韓国メディアによると、北朝鮮が米国との首脳会談のため実務者協議を行う中で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の非核化の意志を直接米国に伝えていたことが分かった。資料写真。

2018年4月10日、韓国・東亜日報によると、北朝鮮米国との首脳会談のため実務者協議を行う中で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の非核化の意志を直接米国に伝えていたことが分かった。

韓国政府関係者は9日、「現在までの北朝鮮と米国の接触は、北朝鮮があれこれ構想を投げ掛け、米国が主に聞く形で進められている」と語ったという。記事は「この過程で北朝鮮は、金正恩委員長が中朝首脳会談で明らかにした非核化の意志を米国側に直接伝えると同時に、米朝交流などの保障が段階的に伴わなければならないという構想を伝えたとみられる」としている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルも8日(現地時間)、「金正恩委員長が朝鮮半島の非核化を議論する意向を示した」と伝えた。

また、米朝会談の場所に関しても候補地を絞っていることが分かったそうだ。外交消息筋は「探り合いの段階だが、会談場所と関連していくつかの候補地に絞って合意形成をしていると理解している」と語ったという。

一方、議題をめぐる米朝間の駆け引きはこれから本格化するという観測も出ているそうで、記事は「できるだけ早期に非核化を実現したい米国と、非核化の段階で最大限の保障を得ようとする北朝鮮との思惑には相変わらずギャップがある」と指摘。政府関係者は「過去の過ちを繰り返さないと宣言したトランプ政府は、非核化にかかる期間を最大限に短縮しようとするだろう」と述べているという。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「金正恩との交渉は常に成果がない。うそが戦略・戦術だからだ」「どうせ今回も約束を破られる」「北朝鮮が約束を破った時のために、段階的措置を準備しておくべきだ」など、不信の声が多く寄せられた。

また「米軍の撤収が前提条件であればうまくいかないだろうな」「大統領府と北朝鮮の目標は在韓米軍を撤退させ、親中連邦制国家を樹立することだと思う」などの意見も見られた。

その他「なぜ南北問題を米国と北朝鮮が話し合うの?」と疑問を呈するコメントもあった。(翻訳・編集/三田)

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