Record China 2012年2月16日(木) 23時57分
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15日、旧正月の大型連休を終えたばかりの中国では、帰省先の実家で親に結婚を急かされて辟易した若者たちの心の叫びがネット上に溢れている。写真は12年2月、上海市の“お見合いの聖地”人民公園で行われた結婚相手募集のイベント。なぜか参加者は親世代ばかりだ。
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2012年2月15日、旧正月の大型連休を終えたばかりの中国では、帰省先の実家で疲れ切った若者たちの心の叫びがネット上に溢れている。それは、親に結婚を急かされて辟易したというもの。子供に早く落ち着いてほしい親心と、伝統的観念にとらわれず自分らしく生きたいと願う若者のギャップは埋めがたいようだ。中国新聞社の報道。
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旧正月の帰省を終えた25歳の女子大学院生は、学校に戻るやいなや親友と“見合い話”で盛り上がった。実家では休暇中にいくつものお見合いがセッティングされていたという状況は、多くの友人が経験したようだ。
中国人の家族に関する伝統的な観念は、社会がいくら発展しようとも簡単にくつがえるものではないらしい。「結婚しないことは“人間的に問題アリ”のレッテルに繋がり、子を持たないことは“反逆者”の烙印を押されることになる」。すなわち、多くの若者にとって、年末年始やバレンタインデーは、こうした審判を下される苦しいイベントとなっている。帰省すれば親から言われるのは「恋人はできたの?」「いつ結婚するの?」。多くの親世代が焦る理由は、彼らにとって子供の結婚は家族全体の、ひいては一族全体の問題だからだ。そして、彼らの頭の中で「独身」と「凄惨」は同じ意味を持っている。
しかし、多くの若者が声に出して言いたいのは、「結婚したくないのではなく、より理想的な結婚を求めているだけ」という本音の一言だ。今どきの女性たるや、経済的に独立していれば、「結婚=食べていく手段」ではなくなる。料理やら洗濯やらの家事は必ずしも夫婦の義務ではなく、ハウスキーパーを雇えば解決する問題。こうした自由な結婚生活を思い描く若者と、時代の変遷に頭がついていかない親世代の確執は、いまだ収束する気配がない。(翻訳・編集/愛玉)
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