独ダイムラーCEOが中国大使に謝罪文、メルセデス・ベンツの広告問題で―中国メディア

Record China    2018年2月8日(木) 12時30分

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7日、新華網によると、ダライ・ラマの言葉を記載した広告が中国で物議を醸した問題について、独ダイムラーCEOとダイムラー大中華区の責任者が連名で駐ドイツ中国大使に謝罪文を送った。写真は天安門。

2018年2月7日、新華網によると、ダライ・ラマの言葉を記載した広告が中国で物議を醸した問題について、独ダイムラーのディーター・ツェッチェCEOとダイムラー大中華区の責任者が連名で史明徳(シー・ミンダー)駐ドイツ中国大使に謝罪文を送った。

この問題は、インスタグラムに掲載されたメルセデス・ベンツの広告にダライ・ラマの「異なる角度から局面を見れば視野はさらに広がる」という意味の言葉が使われていたことが中国のネットユーザーの不満を招いたというもので、会社側は6日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に「極めて誤った情報を発表したことを心よりお詫びします」との謝罪文を掲載している。

記事によると、中国大使に送られた書簡には「中国の主権や領土保全に挑むような考えは全くなく、これらを覆すような企てを絶対に支持しない」「事態の深刻さを重く受け止めており、今回の不注意によるミスが中国の人々の心を傷付けたことを悔やんでいる」などの言葉がつづられていたという。

この広告をめぐっては中国外交部の7日の定例記者会見でも質問がなされ、「会社が謝罪文を掲載し、投稿を削除したことは中国側の要求に応じたものなのか?」という記者に問い掛けに、耿爽(グン・シュアン)報道官は「国内であろうが海外であろうが間違いに気付いてこれを正すことは最も基本的な道理だ」「われわれは海外企業との協力を続けるが、海外企業が基本的なルールを順守することを希望する」と答えた。(翻訳・編集/野谷

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