中国独自のファッションブランド、韓国を踏み台にして世界へ―韓国紙

Record China    2011年11月25日(金) 6時40分

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22日、韓国紙は中国のファッションブランド「マリスフロルグ」がソウルのロッテ百貨店に出店したことに関し、中国企業の成長に驚きを示すとともに今後の発展の可能性について報じた。写真は北京で開催されたマリスフロルグの09−10年秋冬コレクション。

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2011年11月22日、韓国紙・中央日報は中国の女性ファッションブランド「マリスフロルグ(Marisfrolg=瑪絲菲爾)」が韓国の首都ソウルのロッテ百貨店本店に出店したことに関し、中国企業の成長に驚きを示すとともに今後の発展の可能性について報じた。経済参考報が伝えた。

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マリスフロルグの朱崇●(ジュウ・チョンユン=●は立心偏に軍)代表は今年3月、ロッテ百貨店が6月に中国・天津市にオープンする店舗へのテナント出店についての打ち合わせの際、天津店への出店を条件にロッテ百貨店ソウル本店への出店を交渉し、百貨店側を驚かせた。これまで、中国独自ブランドの韓国ファッション市場への進出はほとんどなかったからだ。

ロッテ百貨店の天津2号店にとって、マリスフロルグの出店は非常に重要なポイントであったため、ソウル本店の担当者が本店への出店可否についてマリスフロルグを直接実地調査することになった。工場を視察した本店の趙課長は「朱代表はイタリア留学経験もあるデザイナーで、デザインは欧州スタイルとのことだったが、サイズが中国人向けで、少し大きい」との感想を持った。これに対し、朱代表は「韓国ファッション市場にあった風格に仕上げる」と約束し、百貨店側の譲歩を得たという。

両社は5月、天津店とソウル本店へのテナント出店について調印した。ソウル本店への出店が決まった後、マリスフロルグは韓国法人を設立し、駐在員を派遣。さらに、同社の複数の役員がソウルを訪れただけでなく、韓国ファッション業界の経営スタイルを取り入れ、11月に開催したソウル本店テナントのオープニングセレモニーには、韓国人女優を招くほどの力の入れようだった。

趙課長は「中国企業の成長をまさに実感した」と語る。これまで、大多数の中国企業は生産基地にすぎなかったが、今や状況は異なり、彼らが品質面での競争力を持てば、世界レベルの企業に成長するのは時間の問題だと感じたという。

ロッテ百貨店の関係者は「朱代表は韓国を踏み台にしてマリスフロルグをアジア最強のブランドに育てることを目指している」と話している。(翻訳・編集/HA)

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