Record China 2018年1月25日(木) 14時50分
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24日、観察者網は、中国の宇宙ステーション実験機・天宮1号が間もなく地球に落下することについて、日本のネットユーザーが危険な地域の住民は早く避難すべきだと騒いでいると伝えた。資料写真。
2018年1月24日、観察者網は、中国の宇宙ステーション実験機・天宮1号が間もなく地球に落下することについて、「日本のネットユーザーが危険な地域の住民は早く避難すべきだと騒いでいる」と伝えた。
天宮1号は今年3月頃に地球に落下するとされる。欧米の専門家によると、中国はすでに天宮1号を制御できなくなっており、有害物質を含んだ機体の破片が人口密集地域に落下する危険性もあるとのこと。こうした情報は、日本の複数のメディアで報じられている。
また、米非営利団体エアロスペース・コーポレーションのサイトによると、日本の北海道南部や東北地方が「残骸の落下する可能性が相対的に高い地域」に入っているといい、「残骸の破片が直接人体や建物に衝突して深刻な被害を出す可能性は非常に低い一方、残骸には有毒物質が含まれており、残骸に触ったり残骸から放たれる気体を吸い込んだりしないように」とも伝えられているという。
そして、記事はこの情報に対する日本のネットユーザーの反応を紹介。「中国の専門家より欧米の専門家のほうが信頼できる」「中国なだけに信用度が低い」など、北海道に避難の警報を出すべきだとのコメントを取り上げた。
しかし記事は、中国の航空エンジニアが今月始めに「天宮1号は常に制御状態にあり、残骸は今年上半期に指定海域に落下する予定。地上に危害は及ばない」とコメントしたことや、中国の有人宇宙プロジェクト弁公室が今もなお定期的に天宮1号の軌道状況を発表していることなどに言及。「これまでの長い間に宇宙船の残骸など約1万5000トンが大気圏に戻ってきているが、負傷者や死者を出したことはない。天宮1号が損害を出す確率は、宝くじで1等を当てる確率よりもはるかに低い」と論じている。(翻訳・編集/川尻)
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