チマキを食べた妊婦が流産、原因は「常温での配送」―江蘇省南京市

Record China    2011年6月8日(水) 21時46分

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8日、中国江蘇省南京市でチマキを食べた妊婦が流産したとされる問題で、配送段階でコールドチェーンが徹底されていなかったことでチマキにカビが生えていたことが、工商当局の調査で分かった。写真はチマキを製造した五芳斎の工場とその製品。

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2011年6月8日、中国江蘇省南京市でチマキを食べた妊婦が流産したとされる問題で、配送段階でコールドチェーン(低温を保つ流通システム)が徹底されていなかったことでチマキにカビが生えていたことが、工商当局の調査で分かった。新華網が伝えた。

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問題のチマキは南京市内のスーパーで売られていた浙江五芳斎実業股[イ分]有限公司(以下、五芳斎)製の冷凍チマキ。先月13日、これを食べた駱(ルオ)さんの妊娠2カ月の妻が下痢と嘔吐の症状を引き起こし、流産してしまった。駱さんが残りのチマキを調べてみると、表面にびっしりカビが生えていた。

翌14日、スーパーに苦情を申し入れると、スーパー側はカビが生えたチマキを回収し、新たに別のチマキを駱さんに渡した。ところが、帰宅してそれらのチマキを見てみると、やはりカビが。駱さんは再びスーパーに苦情を言ったが、スーパー側はこれに応じず、駱さんからカビの生えたチマキを奪い取ろうとした。

これを受け、南京市白下区工商局がスーパーと五芳斎への立ち入り調査を行ったところ、南京で売られていたチマキは浙江省の本部で製造されたもので、南京支社に輸送された後、スーパーまでの配送段階で冷蔵車が使われていなかったことが判明。これがチマキにカビが生えた原因である可能性が高いとされた。

五芳斎は同ロットで未販売分のチマキをすべて廃棄処分にした。販売済みのものもスーパー側がすべて回収するよう工商当局が命じたという。(翻訳・編集/NN)

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