政府が食生活の改善呼びかけ、「コメ食べすぎないように」―インドネシア

Record China    2010年12月16日(木) 11時53分

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14日、インドネシア政府が国民に食生活の改善を訴えている。健康や食糧確保のため「コメを食べ過ぎないようにし、他の穀物も食べるように」と呼びかけている。資料写真。

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2010年12月14日、新民晩報によると、インドネシアは世界でも有数のコメの生産・消費国だが、同国政府は国民の健康と持続的発展を考慮し、人々に食生活の改善を呼びかけた。「コメを食べ過ぎないようにし、他の穀物も食べるように」としいる。

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インドネシアのコメの年間生産量は4000万tで、消費量は3300万t。1人平均の消費量は年100kgを超え、日本や中国をも上回る。

多くの人がほぼ毎食ともコメを主食にしているが、政府関係者は単一の穀物に依存した食生活が健康面にもたらす影響や、気候条件の変化で不作になった際への対応が難しいことなどから「食生活にも多様性が必要だ」と話し、「1日3食のうち、コメを1食に抑えるようにすべき」としている。コメ以外にもトウモロコシやキャッサバ、サツマイモやジャガイモなど炭水化物の豊富な食糧はインドネシアで66種類が生産されており、十分コメの代わりになり得るという。

しかし、インドネシアの23歳のある男性は「毎日3食ともコメを食べている。コメを食べない日なんて考えられない」「コメを食べないなんて、食事をしないも同然だ」と話している。また、地方ではコメは“ハレの日”の食事としても重要な存在で、文化的にも大きな意味を持っている。(翻訳・編集/岡田)

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