Record China 2009年12月2日(水) 16時19分
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30日、中国本土でC型肝炎の感染者が年々増加を続けている。08年には発病者は12万人に達し、03年の6倍にまで増加していることがわかった。写真は肝炎検査のため病院に殺到する市民たち。
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2009年11月30日、中国国営テレビ・中央電視台(電子版)によると、中国本土でC型肝炎の感染者が年々増加を続けている。2008年、発病者はついに12万人に達し、03年の6倍にまで増加していることがわかった。その死亡率は、中国で認められている全疾病中でも5番目と高い。
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C型肝炎は自覚症状が乏しく、発症しない場合もあるため、実際の感染者はさらに多い。現在全世界で1億7000万人の慢性C型肝炎キャリアがいるとされているが、そのうち3800万人が中国本土にいる。中国におけるキャリア率は人口の3.2%にものぼる計算だ。北京大学の専門家は、5〜8割が慢性肝炎の患者だが、肝硬変や肝臓がんに発展する可能性が高いほか、他人に感染させる危険性も高いとし、適切な治療を受ける重要性を指摘している。
しかし、国民のC型肝炎に対する知識は乏しく、正しい知識を持っている人の割合は1%程度で、C型肝炎検査を受けた事のある人は5%程度に留まっている。専門家や国家衛生局は、1993年以前に輸血を受けた者、血液透析や臓器移植の経験者、内視鏡検査の経験者、HIV感染者、母子感染が疑われる児童、他人と注射器や歯ブラシ・剃刀などを共用したことがある者は感染の危険性が高いとし、予防と感染の拡大を防ぐため、こうした人に定期的な検査を受けるように注意を促している。(翻訳・編集/岡田)
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