仏シラク大統領が訪中 北京大学で演説行う―北京市

Record China    2006年10月27日(金) 13時41分

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25日に訪中したシラク大統領が首脳会談の後、北京大学にてフランスと中国の関係について演説を行った。

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2006年10月26日の午後3時半、現在中国を公式訪問中のフランスのシラク大統領が、北京大学の弁公楼のホールで演説を行った。大統領は演説の中で、フランスと中国の関係と将来性に対する彼の見方を詳しく述べた。「明日の中国は世界の強国の1つであり、また世界一の強国になるともいえる。このような迅速な進歩は、中国の姿を変えるだけではなく、全世界の姿も変えることができる。私達は共に中国に対し、発展と全世界の政治、経済、文化、生態のバランスがもたらす影響について考えなければならない。」

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シラク大統領は今月25日に中国に到着した。胡錦涛(こきんとう)国家主席の招待に応じて同大統領が中国を公式訪問するのは、これが2度目である。

シラク大統領は26日の午前中に北京の人民大会堂で胡主席と会談し、共同声明を発表した。その中で両首脳は北朝鮮の核実験実施に「深刻な懸念」を表明し、「朝鮮半島非核化の目標と、国際的な核不拡散の努力に反する」と北朝鮮を厳しく批判した。

シラク大統領には航空機メーカーのエアバス社、重電メーカーのアルストム社、原子力関連企業のアレバなど各社の代表30人が同行していた。この場で航空機、原子力発電所、高速鉄道、金融サービスなど14分野での中仏協力の強化についても話し合いが行われて合意に達し、協定に調印した。

この時最も注目されたのは、エアバス社が中国史上最大の航空機の注文を受けたことである。A320シリーズの機体の枠組み150機分と、A350シリーズの航空機20機、これはエアバス社が中国に進出して20年の間に獲得した最大の注文である。

シラク大統領は翌10月27日の午前に北京から湖北(こほく)省武漢(ぶかん)市へ移動し、中国訪問の最後に陜西(せんせい)省西安(せいあん)市を訪れ、歴史博物館と漢陽陵あるいは兵馬俑を見学する予定。今月28日にはフランスに帰国する。

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