<環境汚染>渤海で深刻化、今年も緑藻が大量発生か―山東省青島市

Record China    2009年5月10日(日) 15時58分

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8日、中国当局が発表した「08年渤海海洋環境公報」によると、渤海近海の海域面積のうち24%が汚染されていることがわかった。写真は08年7月、青島市周辺海域で大量発生した緑藻。

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2009年5月8日、斉魯晩報によると、山東省青島市で、国家海洋局北海分局による「2008年渤海海洋環境公報」が発表され、渤海近海の海域面積のうち24%が汚染されていることがわかった。また、ここ数日で青島からやや離れた黄海海域上では、緑藻が浮遊しているのが確認された。

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08年の北京五輪でセーリング競技会場となった青島市の周辺海域で、緑藻が大量発生したのは記憶に新しい。今年も渤海海域では、同様の被害が発生する可能性が強く注目されている。現在のところ、被害は大規模には至っていないが、国家海洋局では今年3月24日から衛星や飛行機、船舶などで、緑藻の状況を巡回監視している。

渤海は遼寧省、河北省、山東省、天津市に囲まれた中国唯一の閉鎖性水域。08年にこの海域に浮遊するゴミの観測を開始したところ、プラスチックや木製品、タバコの吸い殻などの生活ゴミが主だった。また陸から海への排水による汚染も深刻視されており、08年度に同省から排出された水の96%が基準値を超えていたという。(翻訳・編集/中原)

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