元慰安婦に独島エビ…“反日”企画が大当たりの韓国大統領府、でも胸中複雑な理由は?―韓国ネット

Record China    2017年11月9日(木) 20時50分

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8日、韓国・チャンネルAなどは、トランプ米大統領の初の韓国訪問を歓迎し7日夜に韓国大統領府で開かれた夕食会の総括企画者が、大統領府儀典秘書官室のタク・ヒョンミン行政官であったと報じた。写真は韓国大統領府前の撮影ゾーン。

2017年11月8日、韓国・チャンネルAなどは、トランプ米大統領の初の韓国訪問を歓迎し7日夜に韓国大統領府で開かれた夕食会の総括企画者が、大統領府儀典秘書官室のタク・ヒョンミン行政官であったと報じた。

慰安婦の招待や竹島産エビメニューの提供といった「目玉」が盛り込まれた今回の夕食会は、韓国では高い評価を受けた。しかしメディアは「大統領府の胸中は複雑」と伝えている。一大イベントを成功させた立役者であるタク氏だが、女性への侮辱的表現で着任後間もなく物議を醸し、8日には公職選挙法に違反したとして在宅起訴されるなど、何かとトラブルが絶えない人物なのだ。

まだ40代ながら、その優れた企画力で文在寅(ムン・ジェイン)大統領のあつい信頼を得ているというタク氏。今回、訪韓したトランプ大統領が「美しかった」と称賛した公式歓迎式から夕食会のメニューに至るまで、すべて彼のアイデアが反映されたものという。歓迎夕食会に歌手や女優、ファッションモデル、そして元慰安婦をそろえたのもタク氏だ。

大統領府も、文政権が「若々しく、国民と意思疎通するイメージ」を得られたのはタク氏の果たした役割が大きいと評価。タク氏の著書『男心の説明書』(2007年)での女性への侮蔑的表現が野党や女性団体から厳しい糾弾を受けた際にも、文大統領自らタク氏の業務遂行力を評価するなどして擁護した。

しかし8日、タク行政官は検察に在宅起訴された。今年5月の大統領選の直前、ソウル市内で行った「フリーハグ」イベントで、文候補の応援ソングを選管委への届出なく流した公職選挙法違反の罪に問われている。

起訴の一件に大統領府の胸中は確かに複雑であろうが、韓国のネットユーザーもそれは同じのようだ。記事には「独島(竹島の韓国名)エビは神の一手」「気に入ったよ」「独島エビはお堅い官僚の頭から出たアイデアじゃないだろうと思った。すごい発想だ」とタク氏を称賛する声や、「お騒がせな人には違いないけど、この能力は認めないとね」「よく働いてくれてるよ」などのコメントが寄せられている。

また「起訴するふりだけで終わりだろ。韓国の検察はいつもそう」「こんなことで起訴するって、検察はギャグのつもりか?」など検察に対する指摘も多数。

一方で「罪を犯したなら罰は受けなきゃね」「それはそれとして、イニ(文大統領の愛称)はやりたいようにやればいい」との声もみられた。(編集/吉金

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