Record China 2008年4月30日(水) 21時32分
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4月29日、衛生部は記者会見を開き、第3回全国死因サンプル調査の概況について発表した。伝染病、栄養失調による死亡率が減少し、がんなど慢性疾患が主要な死因として浮上したことが明らかとなった。写真は腫瘍摘出手術を受けた子ども。
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2008年4月29日、衛生部は記者会見を開き、第3回全国死因サンプル調査の概況について発表した。中国新聞社が伝えた。
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調査の結果については以下の5項目にまとめることができるという。(1)本調査による平均死亡率は4.0%。男性4.9%、女性3.1%となった。都市と農村、または地域により大きな差があるという。(2)伝染病、栄養失調、母子の疾病死亡率が低下傾向にあり、代わって非伝染性の慢性疾患が主要な死因となった。(3)がんの死亡率は世界でも高水準にあるが、性別、地域によって死亡率には大きな差がある。(4)一部のがんは死亡率が低下しているが、環境汚染や生活方式に起因する種類のがんは増加傾向にある。(5)がんは予防、治療が可能であり、経済的先進地域ではがん患者の死亡率が大きく低下している。
伝染病、栄養失調が減少したことは経済発展により市民生活が向上したことの反映と見られる。一方でその代償としてもたらされた環境破壊によるがんが増加するという皮肉な結果となった。(翻訳・編集/KT)
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