トヨタを超えた?韓国現代自動車が水素燃料電池車の核心的技術を開発=韓国ネット「こんな日が来るなんて!」「まだまだ先は長い」

Record China    2017年7月11日(火) 18時40分

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10日、韓国メディアによると、韓国の現代自動車が水素燃料電池車の核心的技術を確保した。水素燃料電池車の最大の弱点である「高い価格」を大幅に下げられると期待されている。写真は現代自動車の販売店。

2017年7月10日、韓国・電子新聞によると、韓国の現代自動車が水素燃料電池車の核心的技術を確保した。完成車はもちろん、燃料電池まで独自に開発・生産できるレベルだという。水素燃料電池車の最大の弱点である「高い価格」を大幅に下げられると期待されている。

専用プラットフォームを使った水素燃料電池車の発売において、現代自動車はトヨタとの争いに一足遅れたが、今回確保した技術はトヨタが公表したレベルを上回っているという。今後のグローバル水素燃料電池車市場での競争力アップが期待されている。

10日、業界によると、現代自動車は水素燃料電池車の燃料電池の3大核心技術(MEA・分離板・GDL)のうち、最も難易度が高い電極膜接合体(MEA)と金属分離板の独自開発を完了した。来月には忠州にある工場に専用の生産ラインを作り、MEAなど燃料電池の核心的な部品の量産を始める。

現代車は今回の技術の確保により、水素燃料電池車の完成車の生産単価を最低でも30%以上は削減できるとみている。今回の技術は現代自動車が3月のジュネーブモーターショーで、来年の発売を目指すとして初公開した「FE水素燃料電池車コンセプトカー」に適用される可能性が高いという。トヨタが14年に発売した水素燃料電池車「ミライ」(5万7500ドル)より低い価格設定になると期待されている。

現代車の関係者は「水素燃料電池車の核心的技術を独自の技術と素材で開発したことで水素自動車時代をリードすることができる」とし、「単純に比較することは難しいが、トヨタが公開した技術のレベルを超えたと判断している」と明らかにした。

これについて、韓国のネットユーザーからは「サムスンがソニーを追い抜いたように、自動車の技術でも韓国が世界をリードする日は遠くない」「現代自動車がドイツ車や米国車はもちろん、トヨタまで超える日が来るなんて!」「現代自動車の評判はよくないけど、研究員たちは頑張ってほしい」など期待の声が寄せられている。

一方で「まずはまともなハイブリッド車を作れるようになって。トヨタのプリウスに比べたら、現代自動車の車はおもちゃレベル」「現代自動車が作ったものは絶対に買わない」「技術で追いついたからと言って現代自動車がトヨタのような会社になれるわけではない」など現代自動車に批判的な声や、「水素を安く生産する問題に耐圧容器の製作問題、衝突時の安全性確保などまだまだ先は長いよ」と指摘する声もみられた。(翻訳・編集/堂本

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