米軍艦が今年初の中国寄港、米中の軍艦相互訪問が復活―米華字メディア

Record China    2017年6月14日(水) 14時40分

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米海軍のミサイル駆逐艦「スタレット」が12日、米中防衛交流の一環として中国広東省湛江を訪問した。米軍艦の中国本土寄港は今年初。資料写真。

2017年6月13日、米華字メディアの多維新聞によると、米海軍のミサイル駆逐艦「スタレット」が12日、米中防衛交流の一環として中国広東省湛江を訪問した。米中海軍の艦艇が相手国を訪問するのは、昨年12月に中国艦隊が米カリフォルニア州サンディエゴにある米海軍第3艦隊司令部を訪問して以降、今年初めてとなる。

スタレットはこの数カ月、南シナ海に張り付いており、先月24日には中国が実効支配する南沙(英語名:スプラトリー)諸島のミスチーフ(中国名:美済)礁の12カイリ(約22キロ)内を航行し、中国側の反発を受けていた。

マティス米国防長官は今月初め、シンガポールで開催されたアジア安全保障会議で演説し、南シナ海で軍事拠点化を進める中国に対し、「一方的で威圧的な現状変更は容認しない」とけん制した上で、米軍は中国と共通の利益を有する分野での協力を模索するとも述べていた。

米海軍は先月、来年ハワイ周辺で開催予定の環太平洋合同軍事演習「リムパック」に中国を招待したことを発表した。だが米国の一部の安全保障分野の評論家からは「両国の軍事交流はまだ明確に戦略的相互信頼を強化していない」とする批判も出ている。(翻訳・編集/柳川)

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