韓国新大統領の主要国訪問の順番に関心集まる=米国、中国、日本の順か―韓国メディア

Record China    2017年5月14日(日) 19時20分

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韓国の文在寅大統領が就任後に日本、米国、中国の各首脳と電話会談を行い訪問招請を受ける中、外交消息筋の間では、米国、中国、日本の順に訪問する可能性が大きいとする見方が出ている。写真は韓国・光化門。

2017年5月13日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が就任後に米国、中国、日本の各首脳と電話会談を行い訪問招請を受ける中、外交消息筋の間では、米国、中国、日本の順に訪問する可能性が大きいと見方が出ている。

不確実性に満ちた北朝鮮の核・ミサイル開発問題を考慮すると、トランプ米大統領との首脳会談が外交の最優先事項になる。文大統領は今月中に洪錫ヒョン(ホン・ソクヒョン)前中央日報・JTBC会長を首脳会談調整のための特使として派遣する予定で、6月中に文大統領の最初の訪米と首脳会談が実現される公算が大きいと外交消息筋は見ている。ただし、韓国政府の外交・安保ラインの人選と、北朝鮮核問題の解決および高高度防衛ミサイル(THAAD)の在韓米軍への配備費用をめぐる政府の立場整理にかかる時間、トランプ大統領による米連邦捜査局(FBI)のコミー長官の解任などは変数だ。

米国の次の訪問国は、中国になる可能性が高い。THAAD関連報復による韓国企業の被害が続いていること、昨年末から中国首脳とのコミュニケーションが事実上完全に断絶された状態であることなどを考慮すると、早期の訪中と首脳会談の必要性は米国に次ぐものと思われる。すでに初期稼動状態にあるTHAADに対する早期の立場整理が鍵となる。

日本の場合、今年下半期の開催が予想される日中韓3カ国首脳会議への出席を契機に、文大統領が日本を訪問して首脳会談を行う可能性があるとの見方が出ている。だが反対世論が強い慰安婦問題をめぐる日韓合意をどのように処理するか、意見収集と検討に相当の時間が必要になることが予想される。3カ国首脳会議は、早ければ今秋開催という観測が一部で出ている。

金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)、李明博(イ・ミョンバク)の各大統領は就任後、米国、日本、中国の順に主要国を訪問した。朴槿恵(パク・クネ)前大統領は、米国、中国の順に訪問したが、日本については、日韓関係が良好さを欠く中で、在任中一度も訪問しなかった。(翻訳・編集/柳川)

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