中国がインドに警告、国境係争地への鉄道網計画に反発―印メディア

Record China    2017年4月5日(水) 0時50分

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2日、中国政府はこのほど、インドが北東部アルナーチャル・プラデーシュ州のタワングを鉄道で結ぶ計画を検討していることに強い反対を表明した。ヒマラヤ山中の同地は中国が領有権を主張している中印国境係争地だ。写真は中印国境地域。

2017年4月2日、インドの有力紙THE HINDUによると、中国政府はこのほど、インドが北東部アルナーチャル・プラデーシュ州のタワングを鉄道で結ぶ計画を検討していることに強い反対を表明した。ヒマラヤ山中の同地は中国が領有権を主張している中印国境係争地だ。参考消息網が伝えた。

インド政府がマノジ・シンハ鉄道相とキレン・リジジュ国務大臣に対し、アルナーチャル・プラデーシュ州との境に最も近いアッサム州バルクポンとタワングを鉄道で結ぶことの可能性を評価するよう指示したと報じられている。これを受け、中国外交部は1日、「インド側が一方的な行動を控えることで、中国とインドの相互信頼を高め、境界問題の適切な解決を促進できることを願っている」と述べ、けん制した。

中国当局は先週、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が、中国が「蔵南地区(チベット南部)」と呼ぶアルナーチャル・プラデーシュ州を訪問することを認めたインド政府に対し、「両国関係を著しく損なう」と反発していた。(翻訳・編集/柳川)

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