2017年2月11日、映画専門の名門大学・上海戯劇学院の入試では、受験生のメークを一切禁止し、在校生ボランティアの厳しいチェックが行われている。新浪が伝えた。

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映画や演劇の専門大学として、中国で「ビッグ3」の一つに数えられている超難関校が上海戯劇学院だ。女優リー・ビンビン（李冰冰）、俳優ウィリアム・フォン（馮紹峰）など、これまで数々の華流スターを生み出してきた。

17年度の入学試験がこのほどスタートしたが、今年の試験会場では受験生たちに対し、学校側がメークの有無を入念にチェック。ボランティアの在校生が目を光らせ、疑わしい受験生がいればメーク落としシートを手渡すなど、入試前から早くも先輩たちの厳しい洗礼が浴びせられている。

ミュージカル科の担当教員によると、受験生へのチェックはメークだけではない。並んでいる時、着替えている時もチェックの目は飛び交っており、「列を乱していないか」「他人への迷惑行為はないか」など、芸術家の素養よりも前に、人としての常識を備えているかを見ているという。

ネットの発達と共に、芸能界デビューを夢見る若者が激増し、映画大学への志願者は年々増加。上海戯劇学院の受験者数は、12年には1万1488人だったものが、今年は2万1782人を数え過去最高となった。最も人気の高い学科の競争率は245倍となっている。（翻訳・編集/Mathilda）