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6日、中国では近年、とんでもない証明を求められる騒動がたびたび話題になっており、このほど湖北省で破損した紙幣を銀行で交換しようとした男性がとんでもない証明を求められ、警察の注意に銀行が謝罪する騒動が起きた。写真は人民元。
2017年2月6日、中国では近年、とんでもない証明を求められる騒動がたびたび話題になっており、このほど湖北省で破損した紙幣を銀行で交換しようとした男性がとんでもない証明を求められ、警察の注意に銀行が謝罪する騒動が起きた。中国青年報が伝えた。
中国では過去に、海外旅行に出かけようとした男性が母親を緊急連絡先に記載したことで、「本当の母親である証明」を求められたことや、公務員試験の際に「品行方正である証明」を求められるなど同様の騒動が多数報告された。こうした事態に当局は手続きの簡素化を指示した。
今回の騒動が起きたのは、湖北省恩施トゥチャ族ミャオ族自治州鶴峰県の銀行。今月2日、同県の幼児がお年玉を不注意でたき火に落としてしまい、100元紙幣の角が欠けてしまった。この破損した紙幣を交換するために男性が3日に銀行へ行くと、「故意による破損ではない証明」を警察署に発行してもらうよう求められた。
警察署に行くと、担当者は悩んだあげく次のような証明を発行した。証明では警察が該当する証明を発行していないと説明したうえで、「金融機関は法にのっとり、無償で破損した紙幣を交換すべき。不必要な証明を求め利用者の負担を増やしてはならない」とし、対応を見直すよう求めた。この証明もあってか、男性は紙幣を交換することができた。一方、銀行側は4日、当事者の自宅に赴き謝罪し、行員の教育を強化すると書いた謝罪文を発表した。(翻訳・編集/内山)
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