Record China 2016年11月15日(火) 17時30分
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12日、中国のインターネット上で、日本のあるテレビ番組が話題になっている。写真は中国の子ども。
2016年11月12日、中国のインターネット上で、日本のあるテレビ番組が話題になっている。
以前、日本の番組の演出が「中国を貶めている」と大きな問題になったことがあったが今回は…。番組は、「中国で子どもがいろいろなものに挟まるのはなぜなのか」について検証したもの。中国では、子どもが窓の柵や壁と壁の間に挟まってしまう事件が多発している。中国人はこれについて、「一人っ子政策のため大人が甘やかし、子どもを注意しない」ことが原因だと回答。そこで番組では、日中の子どもをそれぞれお菓子のある部屋に入れ、「食べてはいけない」と言い聞かせて一人にし、部屋の様子をカメラで確認するという実験を行う。
結果は、30分間まったくお菓子に手を出さなかった日本の子どもに対し、中国の子どもは開始13分で食べてしまった。しかし、親は「基本的には言うことを聞いた。良い子だ」と褒めたという。さらに、中国人は好奇心が強いことが関係しているとし、上海市で「中を見ないでください」という穴の開いた箱を設置したところ、30分間で10人が中をのぞいたという実験結果を紹介している。
こうした番組に対して、中国のネットユーザーはどのような反応を示したのか。以下は、寄せられたコメントの一部。
「好奇心が強いことは良いことだ。ルールに縛られてばかりいるのも良いことじゃない」
「私は好奇心が強い子どもの方がいい。事を成す勇気のない人間は、永遠に人が歩いた道しか歩けない」
「自律しすぎるのも良くないと思う。それに、実験に参加した日本の子ども1人が自覚があったからといって、日本の子ども全員がそうだとは限らない。箱の実験にしても、見方を変えれば慌ただしく生活する日本人に比べ、中国人には余裕があり、ストレスが少ないということ」
「『好奇心が強いことは良いことだ』って言ってる人、君の子どもが挟まっても同じことがいえるかな?」
「子どもを溺愛する両親が一番嫌い。そういう親の子どもは失礼か世間知らずかのどちらか」
「中国では子どもが友達を叩いたら、親は『子どもはまだ小さい』『子どものしたことだから』と言い訳をする。社会に出てから損をするのは子ども」
「中国にはルールを守らない、つまり自律性に欠ける人間が多い。日本人の言うことは間違っていない」
「この番組は割と客観的。私たちは自分たちの悪い面を指摘されたからといってすぐに咬みつくべきじゃない」
「思想は自由でもルールは守らないといけない。日本人は融通が利かないという人がいるが、結果はどうだ。日本人はノーベル賞を数多く受賞し、『融通を利かせた』中国人は学術界ではインチキで有名だ」(翻訳・編集/北田)
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