日本僑報社 2016年11月13日(日) 14時40分
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9日、日本僑報社・日中交流研究所主催の第12回「中国人の日本語作文コンクール」の最優秀賞(日本大使賞)受賞者が、蘭州理工大学日本語学科4年(現在は南京大学大学院に在学)の白宇さんに決定した。写真は白宇さん。
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2016年11月9日、日本僑報社・日中交流研究所主催の第12回「中国人の日本語作文コンクール」の最優秀賞(日本大使賞)受賞者が、蘭州理工大学日本語学科4年(現在は南京大学大学院に在学)の白宇(はく・う)さんに決定した。
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2005年にスタートし12年目を迎えた今回のコンクールには、中国各地の189校から5190点に及ぶ過去最多の応募作が寄せられた。最近の日中関係が依然難しい時期にある中、過去最多の応募総数を記録したことで、中国の若者たちの日本への関心がますます高まっていることがうかがえる結果となった。
審査員による3次にわたる厳正な審査を経たのち、最終審査は、最優秀候補と1等賞候補の計6作品を北京の日本大使館に送付。横井裕大使による審査で最優秀賞(日本大使賞)受賞者が決まった。
最優秀賞を受賞した白宇さんの作品「二人の先生の笑顔が私に大切なことを教えてくれた」は、日中関係が最悪となった大学入学当時、日本語の専攻に消極的だった白宇さんが、2人の日本人教師との出会いとその熱心な教えにより、日本語専攻に誇りを持つまでになったその成長の過程が生き生きと綴られている。
白宇さんの作品を含む3等賞受賞作までの計81本は、第12回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集として1冊の本にまとめられる予定。今を生きる中国の若者たちのリアルな「本音」「生の声」からは、日中関係の未来への明るい希望を感じ取ることができるだろう。
なお同コンクールの表彰式及び日本語スピーチ大会は、12月12日、北京の日本大使館で横井大使や上位入賞者らの出席のもと開催される予定だという。(編集/北田)
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