訪日中国人客の“便座”持ち去り、本当にメンツをつぶされたのは…

Record China    2016年10月21日(金) 16時30分

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20日、日本を訪れた中国人観光客が、ホテルにあった温水洗浄便座を持ち去った事件が物議を醸す中、捜狐財経はこの事件でメンツをつぶされた2人の人物を挙げている。

2016年10月20日、日本を訪れた中国人観光客が、ホテルにあった温水洗浄便座を持ち去った事件が物議を醸す中、捜狐財経はこの事件でメンツをつぶされた2人の人物を挙げている。

先日、東横イン中部国際空港本館に宿泊した中国人夫婦が、ベッドの下にあった予備の温水洗浄便座を持ち去った。本人たちは、「前の客が忘れていったものだと思った」と釈明し、「ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした」とする謝罪文も記している。

この騒動に対して、記事は「無知な子どものような行為に恥ずかしさを感じる」とする一方で、この件で最も横っ面をひっぱたかれた思いなのは董明珠(ドン・ミンジュー)と任正非(レン・ジョンフェイ)の2人だと指摘する。董氏は中国家電大手・珠海格力電器の董事長(会長)、任氏は中国通信設備最大手であるファーウェイ(華為)のCEOだ。

記事は、「中国製造業は急速に進歩しているものの、常に追いかける立場であることに変わりはなく、夫婦が便座を持ち去ったのは国内にこうした精巧な製品がないからであるのは明らかだ」と主張。「消費者は一貫して“足”で投票している。品質が良くないのに、わざわざそれを買わなければならない義務はない。外国製品ボイコットといった考えなしの行動で解決できるものではない」と指摘し、中国製造業のレベルについてさらなる反省を促している。(翻訳・編集/北田

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