会社員はイケアで爆睡、高齢者は見合い…、“居座る”背景には中国の社会問題があった―中国メディア

Record China    2016年10月19日(水) 14時30分

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19日、イケア店内で客が繰り広げる数々のマナー違反が問題視される中、中国新聞網は「中国人がイケアに“居座る”光景から、数多くの社会問題が浮き彫りになった」と指摘する記事を掲載した。写真は北京のイケア。

2016年10月19日、イケア店内で客が繰り広げる数々のマナー違反が問題視される中、中国新聞網は「中国人がイケアに“居座る”光景から、数多くの社会問題が浮き彫りになった」と指摘する記事を掲載した。

イケア店内では展示物のベッドやソファで眠り込む客の姿が頻繁に目撃されるが、最近は「高齢者のお見合いの場になっている」という報道が大きな注目を集めた。「自分の得になることをしたい」という中国人の考え方を反映した行動との指摘もあるが、「会社員が抱えるプレッシャー」「高齢者の生活」など今の中国が持つ数々の問題を反映しているとも言える。

休み時間を使って店内のソファで寝る理由について、北京で働く90後(1990年代生まれ)の女性は「仕事でクタクタだから。店も禁止していないし…。20、30分も眠れば満足」と話す。中国睡眠研究会の昨年の発表によると、中国の成人の不眠率は38.2%。北京の会社員の睡眠時間は5〜6時間、「毎日12〜16時間働く」という人は17%に上るとのデータもあり、仕事や生活のプレッシャーにさらされる中で「いかに質の良い眠りを手に入れるか」は大きな問題となっている。

一方、上海のイケアでは、高齢者が店内のレストランに食べ物や飲み物を持ち込んで定期的に「お見合い」を行っていることが物議を醸した。店はこれに対する措置として「座席の利用は商品を購入してから」と新たなルールを導入。支持する声が上がる反面、「高齢者に行き場がないことが原因」などと訴える意見も出た。昨年末時点で全国の高齢者(60歳以上)は2億2000万人に上ったが、高齢者の活動に向けた施設はわずか37万1000カ所、600人に1カ所という数だ。

さらに、週末になると若者がイケアに押し寄せるという現象も見られる。あるレポートによると、昨年の新卒者の入社半年後の平均月収は3726元(約5万7000円)。会社員になったばかりの北京のある男性は「街で服を買えば数百元、外食すれば300元(約4600円)。だったら友達と一緒にイケアに行った方がいい」と話し、「誰だって良い暮らしをしたいと思うが、卒業したばかりの自分に高い買い物をするのは無理。イケアの雑貨は安いし、これらで生活をより快適にできる」と語った。(翻訳・編集/野谷

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